浮動小数点
説明
小数点の位置を固定せずに数を扱う方式です。反対に小数点を固定する方式は固定小数点になります。
浮動小数点は固定小数点と比べて表現できる数値の範囲が広いという特徴があります。
その代わり、桁落ちや情報落ちという浮動小数点ならではの誤差が発生する場合があります。
固定小数点と比べると処理が複雑で計算速度が遅いため、専用のハードウェアを使用して高速化することも多いです。
浮動小数点は仮数部と指数部を使って数を表現します。図にすると次のようになります。わかりやすいように10進数を使っていますが、実際のコンピュータの世界では2進数です。

余談
「ふどう」を変換すると「浮動」と「不動」が候補に出てきます。同じ読みで動く・動かないの両方があるというのはちょっと面白いですね。